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高森明勅
2015.10.19 17:23

靖国神社参拝しない安倍首相

戦後70年の節目。

安保法が成立して将来、戦死者が出る可能性は客観的に言って、
高まった。

それでも安倍首相は、これまでの戦死者を祀る靖国神社に、
参拝しない。

秋の大祭より中韓首脳との会談を優先したから。

春の大祭では、あろうことか、
天皇陛下から勅使のご差遣がある
当日に、参拝を見送って、
中国の習近平国家主席と会談している。

中断は恐らく、アメリカの「失望」が決定打になったのだろう。

安倍首相は第1次政権の時、既に参拝を中断させている。

その事実を「痛恨の極み」とまで言っていながら、
呆気なく又々中断。

戦後、歴代の首相は自らの厳粛な責務として、
ごく当たり前に靖国神社に参拝して来た。

それを、中国の外圧によって初めて中断させたのは、中曽根康弘首相。

小泉純一郎首相が「アメリカ大統領が反対しても行う」
と断言して、
再開したものの、
再び中断させたのが安倍首相だった。

安倍氏には、靖国神社参拝を正常に戻す責任がある。

でなければ、英霊が最も望み、天皇陛下も深くお気にかけておられる、
陛下ご自身のご親拝はいつまでも行われ難い。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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